2008年10月30日

2008F1 日本GP富士の旅 その2

さて2日目、土曜日です。夕べは結構早くに寝たので、6時半には目が覚めちゃいました。外を見ると、まだ雨模様。午後の予選までには上がるという予報ですが、午前の FP3は、こりゃウエットセッションになるだろうとその時点で諦めました。

そういえば今回の宿。河口湖の裏手にある小さな民宿ですが、素泊まりだからしょうがないのかもだけど、なんとも素っ気ない感じで、少し寂しい感じでした。まあ、部屋に文句はないし、料金が激安なのでしょうがないですけどね。同じくらいの値段で泊まっていた鈴鹿の常宿が懐かしくなるなあ。来年は鈴鹿なんで、またそこのお世話になろうと電話してみたら、繋がらなかった。ひょっとして無くなった? >ホテルI

多分7時半頃宿を出て、富士吉田のスカイラークでのんびりと朝食。今日の F1のセッションは午後11時からなので、多分全く余裕っていう腹づもり。で、そろそろって感じで出かけたら、138号もがら空き。普通に滝ヶ原 P に到着し、普通にFSWに9時頃には着いたのかな…。(すでに曖昧)

この時点で天候はまだ雨がぱらつく感じで、路面はもちろんウェット。とりあえずビッツの予選に間に合ったのでどんなもんか見学。予想どおり FP3はこのまんまウェットスタートでした。 でも、段々と乾いていきましたから、色んなシチュエーションを楽しめた感じです。

朝の空 ヴィッツの予選
F1の予選 クルサード

上段左から着いた時点のスタンド上段から|ヴィッツの予選。ラインがかなり違う 下段左からセッションスタート時の路面状況|ナゼかリアウィング翼端板にセブンイレブンのロゴが!

セッション終わりでどこかで食事を摂ろうという事になりますが、近くの露店は大した物がなかったので、とりあえずもう少しは選べそうなK席の方のフジプラザへ。ここでは、一風変わったチキンのインド・カレーを食す。味はまあまあ。ていうか、マズくない程度でしたけど。

雨の心配はゼロ?食事が終わってから、au 袋を貰いに F1ビレッジへ。去年は使えなかった地下通路が使えるので、今年はまだ楽に歩けた感じ。といっても、大体 F1ビレッジまでグルッと廻って往復3km 以上は歩く計算ですけど。で、auのブースはちょうどイベントをやっていて配布中断中、いつになるか分からないので、結局 au 袋は諦めることにして貰えなかったけど、その頃には晴れ間も見えてきて、まあまあいい感じの天候に。

ヘルメットが良く見えないけど…多分ハミ予選は富士では相性のいいハミルトンがポール。最終コーナーで見てても、他より速いのが分かったです。アクセルONが早い感じだね〜。向きが変わる時になんかおっとっとって感じに見えた時があったけど、うちに帰ってビデオ観て納得。これが土屋さん曰くの”ゼロカウンター走法”なんだね〜!?

最終の走行ラインは、ほんとドライバーによってまちまちで、速めの減速で小さく回って立ち上がる奴と、比較的奥までブレーキングで突っ込んできて、速い速度を維持して立ち上がっていく奴、色々でしたね〜。もちろん、アタック前でワザとそうしてるのもあるんだけど。

でも思うに、昔の F1程には、ドライバーによっての走りの差が見られるってことは、そんなにはないって感じですね。そこまでの個性がある様に感じたのはハミルトン、アロンソとライコネンくらいか…。ちなみに一貴の走りは……普通でした(_;)

昨日もそうでしたけど、今日も帰りはスムース。多少並びはしたけど、数分談笑している間にドンドンとバスに乗り込み、そんなに待つことなく出発。かなり拍子抜けするくらいのペースではけていき、またもや30分くらいで滝ヶ原 P へと到着。

FSW、よくやった。しかと改善、見受けられましたぞ。

というわけで、日曜編はまた後日。

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2008年10月25日

2008F1 日本GP富士の旅 その1

もう既に次戦の中国 GP も終わっちゃって、来週いよいよ最終戦ということで10月ももう終わるでしょ?ってな時期にアレですが。いや〜すっかり遅くなりましたが、今頃帰還報告する怠け者のKimozziです。催促来ちゃったし(^_^;)

ただ今、仕事用の HDD入れ替え中につき、大量に待ち時間が出来たということで、この機会に思い出しながら書いてみようかと。

総じて言うと、去年とはうって変わってなんとも平穏なるグランプリウィークでしたなあ。あんまり苦労しなかったです。そんなに歩いてもないし、雨もちょこっとだったし、日差しも金曜だけで。難を言えば、決勝日は風がずっとあって、ちょっと冷えたかな。レース途中で一回トイレに立ちましたし。まあでもそんなもん。

金曜の予選当日は朝4時に起き、例によって友人の KAZU さんをピックアップして、ほぼ時間通りの5時には集合場所に到着。その後いそいそとシトロエン AX GTi に乗り込みとっとと出発。予想どおり高速もスムースで、御殿場の出口渋滞も全くなく、降りてからもものの15分ほどで滝ノ原Pに到着。

そこからは FSWが用意したバスで移動ですが、滝ヶ原 P は FSW から 最も近いと言ってもいい場所なので、多少のろのろ運転でも25分くらいで3日間とも送迎して貰えたと思います。大正解!

サーキットに着いたら、まずはメインスタンド裏の F1ビレッジに行ってみました。空いている間に出店は見ておかないと、土曜日以降は混むでしょうからね〜。去年のこともあってか、金曜は去年の半数くらいって感じでしょうか? 空いててとてもいいんですが、なんだか「鈴鹿の時のようなお祭り感」がなくて寂しい限りです。まあでも、トイレも行きやすいし、御飯も食べやすいので、文句ってことではないですが。

F1ビレッジ1 | F1ビレッジ2富士山がいい感じ

午前の FP1はコカコーラコーナーの外側で見ました。ギア数えてたら、ここって5速のコーナーなんですね。ていうか、2コーナー下って、この短い距離で6速まで入るのが凄いです。もう数百メーター長かったら7速にだって入りそうな勢いですからねえ。

ここはブレーキングと言うより、コーナーに入るため(荷重移動)のブレーキを踏んで5速に落としてスーッと入るようなコーナーで、クリップ過ぎる前からみんなアクセル踏んでってたような……。見た目でダウンフォースが掛かってるのが分かるようなコーナーで、見るからに横Gが凄そうです。目眩しそうだな・・。

午後は自分たちの席の方に移動しつつ、途中M席の裏あたりで御飯(チャーハンだっけな?なんだっけな?)を食べましたが、改良ポイントとしてかなり道の整備がしてありました。歩道橋が2つほど出来てたりとか…。写真撮っときゃ良かった。

FP2は 14コーナー(ネッツ?)過ぎたところの外側、ちょうど最終コーナーのヘアピンの内側って感じかな?…の土手で見てましたが、すぐに飽きちゃったので自分らの席に移動、N 席は後ろから2列目で、高いところからかなり見渡せる席で、なかなか良い席でした。

14コーナー | N席後ろから2列目

何しろ、裏ストレートエンド〜メインストレート中程まで目で追えますからね。ピットの入り口も見えますし、ビジョンも見易く、Pit-FMの入りもいいので、何が起きたか分かりやすいです。来年もここがいいかな。

というわけで、HDDのコピーはまだ120GB ですか……。
まだ半分もいってませんが、ま、一旦休憩します(^_^;)
 

2008年10月 8日

いよいよ富士ですな〜

というわけで、いよいよ明後日より、例年恒例のF1詣です。今年も富士です。我々は今年は最終コーナーの上の方で見渡し良さそうなところで見物です。

今年の富士スピードウェイ(以下FSW)は、かなり手直しやプログラムの見直しがなされたようで、駐車場に着いてからスタンドまでも歩いて6分(のはず)ですし、天候も今のところ土曜日は50%で雨っぽいですけど、少なくとも去年よりは良さそうなので、今年は修羅場を見なくても済むかな……という感じです。

宿は去年使った沼津のビジネスホテルは予約が取れず、河口湖方面の民宿で6〜8畳に男3人って感じで少しタイトですが、まあ、鈴鹿でもそんな感じですし、慣れてるんで平気かなと。

でも、ネット環境にないので、今年はMacBookも置いてくつもり。代わりにDS持っていって、ワンセグチューナー買っておいて観れるかどうか試してこようかと…。駄目だったら6千円が無駄になりますけどね、他に使う予定無いから。


2007年8月30日

スポーツランド菅生初観戦

もう一つのサイトのブログに仙台へ旅行した時の記事を書きましたが、そこにはこう書いてます。

> この菅生のスーパーGTのレースについては、いずれ趣味ページの方で詳しくやりますのでここでは割愛。

だいたいこういう風に後まわしにして、チャンと更新できた試しが無いね、わしゃ。(^_^;)

ということで、あらためて…って思ったけど、さすがにもうひと月経つので、詳しくやるも何も細かいこと忘れちゃったし、鈴鹿1000kmとかも見ちゃったからそっちの記憶にすり替わってるというか。

実際、現場で見た感想としましては、なにしろ仙台なんてそうそう来ないだろうという事で、初菅生を全て見回ろうとばかりに移動しまくってたのでレース内容なんてさっぱりだし、考えてみたらあまり書くことがないんでした(笑)。

というわけで、とりあえずムービーでも上げときますかね!?

菅生は、メインゲートから入ると最終コーナーの席が一番近いので、時系列順では「最終コーナー」→「SPコーナー外側」→「3コーナー方面から見渡し」→「メインストレート」ってな感じで移動してました。歩くと結構ある…というか、疲れてたからそう感じただけかも。慣れてれば、大した事無いかもです。


MOV01047.jpg 菅生の最終コーナー席、中段より。
まだまだ序盤で、雨も降ってるし、GT500とGT300がまだそんなに入り乱れてない頃ですね。
ああ! ガライヤに乗る新田選手がアウト側からビーマックに抜かれてる…(^_^;)
MOV01057.jpg ここはSPコーナーの外側。て、実際は内側だけど、コーナーの向きに対しては外側ってことです。
左側が一つ目、右側が二つめで、その先に最終コーナーの入り口が見えます。
途中、甲高いエグゾーストノートが聞こえるのは、ランボルギーニのムルシエラゴでしょうな。
MOV01080.jpg 3つめはストレートからお送りします。ここは、新たな伝説(?)としてGT500ー3台併走バトルってのが生まれましたが、実は、GT300の方でも3台併走やってます。
GT500程の危なさが見られないのは、やはり直線スピードの緩さから来るものでしょうか。

つっても、GT300とて実際はメチャ速い。

2007年1月 6日

ギャラリーにF1鈴鹿観戦記2006の映像を再編集

すっかり忘れてましたが、まとめて観れるようにしてギャラリー内にアップしました。

案外通してみると、自分的には結構大作だったことが分かりました…(笑)。
オフシーズンの楽しみ方の1つとして、ちょっとおつではないかと。

というわけでサイトのギャラリーからどうぞ。

2006年11月17日

F1鈴鹿観戦記2006-8 さらば鈴鹿

10/8(日)その2

いにしえのF1マシンのデモランが終わったら、間もなくドライバーズパレードの準備が始まった。オーナーさんが運転する、これまた古(いにしえ)のオープンカーが、コースインしてグリッドに着かんとする。サーキットビジョンに目をやると、琢磨とシューマッハが談笑しながらクルマに乗り込まんとする映像が映っていた。なんか、鈴鹿ラストランに向けてのちょっとした演出にも見えて、可笑しかった。

シューと談笑しながらクルマに向かう琢磨

パレードも終わり、残すは決勝レースのみとなった。今となってはそれまでの時間をどう潰したかは記憶にないが、「気がついたらその時が来ていた」という感じだった気がする。レーススタートの30分前。いよいよピットオープンになり、おのおのグリッドに着くためにコースインする為のレコノサンスラップに入る。このラップは、時間内ならピットレーンを通過することにより何周でもマシンの様子をみることが出来るが、もちろん使った分の燃料は返しては貰えないので、予選上位のマシンは無駄には走れない。映像で見ると分かるが、予選が下位のマシンは燃料搭載量を、予選後に決められるので多めに積んでおけるので結構ぶん回して走っているが、上位チームはギリの燃料だから、低い回転数でトロトロ走っている。傍から見るとちょっと危なそうにも見える。

そういえば今年、バーレーンだったかどこかで、シューマッハが誰かに突っ込んだか突っ込まりしてたような…。

レコノサンスラップ その1レコノサンスラップ その2

全車グリッドに着いたあと、ピットクローズとなり、いよいよスタートまで15分ほどとなった。開会式典が続く中、場内を見渡すとホンダの応援スタンドでは人文字を作って盛り上げていた。映像で見ると分かるが、ダンロップ脇の自由席も、今年は人がびっしり(文字通り)張り付いているように見える。ホンダの応援スタンド
国歌斉唱や開会宣言も終わり、いよいよフォーメーションラップ。そのころには、既に場内はがやがやとした盛り上がりを見せていた。目の前をマシンがいくときは、トラクションコントロールの設定がスタート用なのか、スタート練習で全開にした時にけたたましい音をさせながら通り過ぎる。それがまた十数台と続いて来るものだから、本当にやかましい瞬間だ。だけど、この瞬間が、レース前の緊張感をより増長させるスパイスとなり、「ああ、いよいよか」と強く思わせる瞬間でもあり、昔から大好きな、なんとも最高の瞬間なのだ!

さすがにこの時ばかりは、その排気ガスの影響か目がチカチカするけど(笑)。

フォーメーションラップ その1フォーメーションラップ その2

そうした喧噪が遠くに去った数十秒後、僅かなノイズと共に、鈴鹿最後のレースがスタートした。シューマッハもマッサも綺麗なスタートを決めたせいもあるのだろうか、斜め後ろの席ではフェラーリ(シューマッハ?)ファンのおねいさんが、歓喜の雄叫びを上げていた(笑)。30秒ほどで、既に肉眼で見えるところまでやってきたと思ったら、あっという間に目の前から消えていった。F1マシンというのは、本当に速いものだあね。そんでもって、ちょっと一息着いたかなと思ったら、遠くの方にカーンという音が聞こえだし、既にシューマッハは西ストレートを駆け上がってきているのが分かる。そして、またもやあっという間に多少長くなった集団が去っていくのだ。

レーススタート!うきゃ〜〜ってな轟音で通り過ぎます

てなわけで、ここから先は、このように実況風に展開していたら、いつになったら書き終えられるか分からないのでサクッと割愛するけど、結果はご存じのようにシューマッハは2回目のピットのあとエンジンブローでリタイヤ、見事アロンソが優勝して2連覇を成し遂げた。TVの中継では、地上波はCMでカットされてたし、CSの方でも確か煙を吐くところから映っていたように記憶しているが、実際には、ダンロップを駆け上がりデグナーに向けてターンしてきたあたりで、既にエンジンは異音を発していたからシューマッハはアクセルを閉じ、スローダウンしていた。ボクもその時はサーキットビジョンで他のことを見ていたのだが、その「異音」で気がついて、目をやるとちょうど目前でフェラーリが失速していくところで、その後、デグナーに差し掛かったら白煙を上げて見えなくなったと記憶していている。その時は、例の斜め後ろのおねいさんは、まるで断末魔の叫びのような奇声を発していることが、さほど気にもならないくらいに場内はかなり騒然としていたし、その場にいた殆どの人が、シューマッハの鈴鹿ラストランの終焉を惜しんでいた。

F1マシンからバンに乗り換えピットに戻るシューマッハファイナルラップ〜チェッカー
ウィニングラン その1(アロンソ)ウィニングラン その2(琢磨)

今年はボクらも鈴鹿が最後と言うことで、「グルメ通の近藤真彦監督オススメの店」で肉を食って帰ろうと予約していたこともあり、「ちゃんと表彰式を見てから、のんびり帰りましょう」ということにしていたので、レースが終わってからもじっくり、じんわりと余韻を楽しんでから席を立ったが、みんな考えることは同じなのか、大分時間は経っていたはずなのに、まだまだ人の波は絶えることが無く、愛車(…って、ホテルのママチャリのことね)の元に辿り着くまでに、恐らく15〜20分くらい掛かった気がする。
例のサーキット道路のシェル前交差点は無法地帯と化していたし、多少殺気立っていたようにも思う。そんな鈴鹿も、今年で最後と思ったら、その光景を写真におさめずにはいられなかった(笑)。


「まと場」の予約は6時にしておいたが、今回の足となってくれた190E様には衛星のお助け付きカーナビが付いているので、裏道を利用してすいすい。のんびり向かっても5時過ぎには到着してしまった。店に入ってお伺いをたてたら、予定より早くてもOKとの事。早速、多分今まで食したこともないであろう但馬牛の網焼きとすき焼きに舌鼓を打つ。こんな時間に晩飯を食うのも、今年に限ってはもう無いだろうな(笑)。そして、満腹になったところで帰路に着いたが、その頃には既に渋滞はどえらいことになっていたので、カーナビ便りに海づたいに北上し、伊勢湾道の「みえ川越IC」で高速に乗った後にはクルマも減り、気分ものんびり、ペースものんびりでとことこと帰ってきた。東名川崎で降り、TACHIさんの駐車場近くのファミレスで諸々の精算やら、KAZUさんを芝浦まで送り届けたりして、結局我が家に帰還したのは午前3時頃かな。色んなロスを計算に入れなければ、実質は6時間少々で帰って来れたことになるから、それほど混雑は影響しなかったようにも思える。

こうして、1990年の初鈴鹿から16年の長きに渡って17回通った鈴鹿通いも一旦はおしまい。宿を出る時、常宿の女将さんは不在でちゃんとしたご挨拶も出来ず、ちゃんとしたお礼も出来ず、それが少々心残りなわけだが、まあまた、そのうち復活するのではないかと個人的には思うので、またその時はお世話になろうと思ってるから、ま、それまでお預けということで。

さらば鈴鹿。まあ、また来ますよ、きっと。

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や〜、結局8回にも及んだ超大作になっちゃいました。稚拙な文章で読みにくいところも多々あるとは思いますが、お許し下さい…てか、ま、「お察し下さい」(^_^;)

2006年11月12日

F1鈴鹿観戦記2006-7 いにしえのF1マシン

10/8(日)その1

決勝日の朝。本日も晴天なり。

今日も常宿の朝食だが、ボクも和食にしてみた。誰にでも想像が付くようなありふれた朝食メニューだが、何か足らない感じ。多分、焼き魚か、それに変わる何かがあればバッチリなんだろう…と、普段あまり魚を食さないボクでさえも思わざるを得ないメニューだった。意外だったのは、大豆好きで知られるKAZUさん(ちなみに出身は東北地方)が納豆嫌いだったこと。実のところ、ボクも子供の頃はなにげに不得意だったし、若い頃は臭いがダメで、好んで食べなかったが、最近というか、オヤジな歳になったらナゼかガンガン食べるようになってしまってたので、KAZUさんの分も有難く頂いた。

サーキットへ着くと、いきなり人だかりが。どうやら入り待ち(?)をしているようだ。裏の道から入るからこんなところで待っててもこないでしょ〜と思っていたら、何人かのドライバーが通ったらしい。この道を使うのってなんかメリットあったっけ?


日曜朝のシェル前交差点

例によってゲートをくぐったらメインの通路には向かわず、とっととショートカット道でシケイン方面を目指すわけだが、途中、例の大ちゃんのスペースでは目を疑う光景が。なんなんですかあんたらは? 良くそんなところで観られますね。恥を知りなさい!!…っと、心の中で叫んでおいた。右の方の脚立が完全に被っていて、なんというか、墓前(みたいな場所)に脚立まで立てて、少しでも優位に立ちたいんですか?いいところでF1観たいんですか?…と。だいいち、そんなところで高いところで観たら、まあ、鈴鹿の自由席ってのは、マナーが悪い客もいるので毎年揉め事が絶えないそうだが、さもありなんという感じで、朝っぱらから一気に不愉快になった。

さて、いよいよ鈴鹿もラスト&F1開催20周年と言うことで、決勝日の今日はちょっとしたイベントがある。ここ鈴鹿において思い出深い、懐かしいのF1マシン達を、当時のドライバーが乗り込んでデモランをしようというのだ。マシンは、91年の時のマクラーレン・ホンダ(V12)にドライバーが我が愛する(愛した?)ゲルハルト・ベルガー。そして、88年(だっけ?89年だっけ?)の時のレイトンハウスジャッドは、これまたボクの好きだったイワン・カペリ。そして、なんといってもボクが初めて生観戦した年、90年に3位表彰台に輝いた鈴木亜久里が乗るエクスポラルース・ランボルギーニ V12。

サポートレースのインテグラカップが終わると、ちょうど目の前…とはいっても、向こう岸のデグナー前の方であるが、いにしえのF1マシン3台がスタッフの手によって運び込まれ、デモランの準備が進められてたら、間もなく、マーシャルカーに乗ってカペリが登場。そのうち亜久里さやベルガーも参上。ベルガーはその場でスーツに袖を通そうとするが、なかなか難儀している様子(笑)。

ふとっちょさんに育ったベルガー

時は来て、いつしかエンジンが掛けられ、懐かしいV12やV8の咆哮が響く中……と行きたいところだが、なんと、亜久里さんが乗るランボルギーニの調子が悪いみたいで、なかなか出られない模様。エンジンは掛かっているっぽいんだけど、何か問題が見つかってたんだろうね。カペリは普通にスタートしたが亜久里さんは出られず、しょうがないんでベルガーが先に出る。暫くすったもんだした後、遅れること数十秒で亜久里さんもなんとか発進。しっくりいってないながらも、なんとか転がしてる感じ。大丈夫かなあ?

ランボルギーニ、エンジン・トラブル!?やっと掛かって亜久里さんもスタート

久々に聴くホンダV12サウンド、アクセリングもベルガーっぽくて、「や〜、やっぱし役者が違う!」などと、昔を懐かしむ。なにより、マニュアルシフトなんで、現代F1のような、柔なシフトダウンの音ではない。連鎖的に、90年にヘアピンで聴いたアルボレートやピケの綺麗なシフトダウンの音を思い出す。こと、マニュアルシフトに於いては、かの現代F1の帝王ミハエル・シューマッハと言えども、彼らには敵わない。シューマッハがマニュアルシフトでF1に乗っていた時は、せいぜいベネトンでの1〜2年だと思うが、エンジンを壊さないか?ってなシフトダウンをしていたレースも少なくなかったしね。

ベルガーの乱暴なアクセリング(笑)完調じゃないので全開に出来ず?

亜久里さんのランボルギーニV12も完調じゃないからか全開にはほど遠く、昔懐かしいサウンド……とまでは、残念ながらいかなかった。それどころか、いざデモランが始まったと思ったら、早々にクルマを止めてしまい、リタイヤしてしまった。これはちょっと残念だったなあ〜。あの頃のランボルギーニV12の音、フェラーリのV12も絶品だったけどこっちも良くて、ちゃんと回っているところを久しぶりに聴いてみたかった。

あ!そか。昔の8mmなら録画したのがあるんだった。ラルースかロータス、多分いずれかは撮っているだろうから、ビデオのなら聴けるかも知れないな。今度探してみよう。

というわけで亜久里さんはリタイヤ、ベルガーとカペリの二人だけでのデモランとなったが、メインストレートではいつぞやの(だから88年だっけ?89年だっけ?←って見直せば分かる)、プロストをカペリが駆るレイトンハウスが最終コーナーで抜いて、一周だけ1位を記録した時の再現をして遊んでたが、場内には大受け。まあ、知らずにぽか〜んとしていた人も多かったけどね(笑)。

壊れる前に亜久里リタイヤ(笑)いつぞやの再現レース!?観客に手を振るベルガーとカペリ

そんなこんなでいにしえのF1マシンでのデモランはつつがなく(…じゃないか)終了。残すはドライバーズ・パレードと、決勝レースのみとなったところで左様なり〜。

というわけで、次号最終回へ続きます。

2006年11月11日

F1鈴鹿観戦記2006-6 驚愕の予選

10/7(土)その2

お昼休みは、最後の晩餐ならぬ、最後のバイキングということで、またもやサーキットダイニングへ直行。スタンドから出るとき、B3席右隣の自由席は、かなり凄いことになってた。トイレや食事など、既に気軽に行ける雰囲気では無いほどのサバイバル加減に見えた。右の写真のように、通路も既に、こんな感じでかなり歩きにくい混雑ぶりとなっていた。もっとも、B1席裏のショートカット歩道橋までの辛抱だけどね!

さて、昨年の予選からまた少し変わったこの予選システムは更に手を加えられて、良くできていて見ていて飽きない。Q1は最初から結構な台数で走ることになるし、Q2にはみんなが空タン&ニュータイヤで走るのでめっぽう早い。スーパーアグリでさえ、1分33秒台で走るほどだ。Q3は、セッションの半分くらいはガソリンを減らすためにただ周回するだけなのだが、それでさえ、ちょっとした疑似レースみたいで、なにげに楽しい。

今回の鈴鹿でも、スタート前のピットレーンから緊張感ビシバシ。始まってからも、最初の数周はマッサがシューマッハを先に行かせて余裕を作るためか、単なる嫌がらせ(心理作戦)か、アロンソを押さえるペースで走っていたものだから、アロンソが責める責めたてる(笑)。ま、途中で諦めたみたいだけどね。ちょっとアロンソも苛ついてたみたいで。

につけても、下の映像で確認してみて欲しい。時速300km/h近くで、車間が5mも無くぴったりとくっついて130Rを出てくるこの2台を。常識的に考えたら、完全にイカレてるって感じだが、これがF1ドライバーだ。

予選Q3のスタートアロンソは行かせん!露骨に押さえるマッサ


それにしても驚いたのが、シューマッハがQ2の最初に出したタイム。夢の1分30切りどころか、なんと28秒台後半の絶驚愕タイムを出してしまった。恐らく、当分は破られそうにないレコードタイムを出して、なんというか、鈴鹿に最後印を1つ押して帰るか?って感じで土曜日を終えた。もっとも、Q3ではマッサにポールを持っていかれて、自身は2位になっちゃったんだけどね。でもそのポール・タイムはQ2のシューマッハのより遅いから、このQ2のタイムが鈴鹿の当面のレコードラップになるはずだ。

ベストラップの時のシューマッハ。完全に全開の130R


ひょっとしたら、もう破られることもないかも知れない。


てなわけで、次回に続きます。

F1鈴鹿観戦記2006-5 風は強いが好天の2日目

10/7(土)その1

予選日の朝。昨日とはうって変わって、好天に恵まれた。しかも、気温も涼しめで、清々しい朝となった。

今年は、例年朝食に通っていたうどん屋が無くなっちまったということで、KAZUさんとどうするかを協議した結果、今まで一度も利用したことがない、常宿の朝食を利用することになった。種類は少ないけれど、ドリンク・フリーで色々と飲むことができるし、値段も500円とリーズナブル。和・洋とチョイスできるが、自分は普段パン食が多いので洋食をチョイス。他の二人は、和食にしていた。

どこにでもあるような、いわゆる「ビジネスホテルの朝食」という印象だが、ジュースやコーヒーがいくつか飲めて、卵やサラダなどでそこそこ胃が満たされるだけでも、ボク達にとっては十分満足のいくものだった。まあでも、本音をいうと、やっぱり去年までのうどんがいいけど(笑)。

今日はこの感じだと、陽が出ているときは日差しがきつそうだ…ということで、往路で日焼け止めを買うことに。道すがらのコンビニに寄ろうとしたのだけど、去年までは確かにあったはずのコンビニは、いつの間にかauショップに様変わりしていた。で、もう一軒記憶のある別の店に行くために途中で進路変更、普段は市バスが通る裏の方の道へ向かう。

途中、自転車が跳ねた拍子に、籠に入れていたミシュランの帽子が落ちてしまい、それを拾うために少し戻ったのだけど、その時に素晴らしい光景を目にした。もう何年ぶりだろうか。恐らく、15年以上は見てない気がする。鈴鹿山脈の方に、綺麗に繋がった虹を見ることが出来たのだ。ちょっと感動したなあ。

今日はさすがに客が多い。午前中の、まだ10時前だというのに、既にスタンドには人が埋まり始めている。今回は、鈴鹿最後ということで、ビデオカメラも持って来ている。昨日は雨だったのでサーキットには持って来なかったが、今日からちょこちょこ撮り始めることにした。

というわけで、先ずはこちらをどうぞ(笑)。 シケインの裏を通りB3席へ向かう

 

快晴の鈴鹿。昨日のFP-1はスーパーアグリの(山本)左近が最初にコースインしたが、今日のFP-3は、同じくスーパーアグリの琢磨が最初に出てきた。タイムを見ると、1周目から37秒台が出てるので、クルマはそこそこ良さそうだった。土曜日はサードドライバーが走れないので、序盤は今日の方が退屈な感じだったな。残り10分は、やはり予選のシミュレーションをするので、今日の方が面白かったけど。この日は130R出口は漏れなく全開なので、集団で通り過ぎるとさすがに音が凄い。でも、客席がそこそこ埋まってきているので、音が吸われて、逆に昨日よりも耳(鼓膜)がビリビリするようなこともなかったっけな。

各車の音の違いを、しばしご堪能下さい(笑)。

左近のスーパーアグリホンダスパイカー・トヨタトロロッソのV10

各車の違い1各車の違い2各車の違い3変な音のマクラーレン

 

今日のフリー走行で気がついたんだけど、ブレーキポイントが昨日と結構違うように感じる。音の伝わり方が変わったのか?遠くに見えるデグナー前だけど、アクセルオフの音が、肉眼だと50m看板を越してからに聞こえる。あのスピード(6速全開近いから、260km/hは超えてるはず)から、あの角度のコーナーを曲がるためのブレーキングが50m以内って、一体なんなんだろう?…とか思っちゃうね。

やっぱりF1は尋常じゃない。だから、生で観ていると、いつもキツネにバカされているような、そんな気分で観ることになる。

そうこうしているうちにFP3が終了、鈴鹿でのF1イベントも残すはこのあと午後の予選と、明日の決勝のみとなってしまった。

というわけで次号へ続きます。

2006年10月22日

F1鈴鹿観戦記2006-4 午後の最後はドライでアタック合戦

10/6(金)その4

セッションが進むにつれて雨も小降りになり、大分水もはけたけど、もちろん乾くって所までは行かず、FP1のトップタイムは、ホンダのデビッドソンで1'45.349でダントツだった。あとは、トロロッソのジャニ、ザウバーのベッテル、レッドブルのアメルミューラー、ミッドランドトヨタのスーティル…と、馴染みのないサードドライバーの名前が続く。スーパーアグリのモンタニーは、残念ながら、途中でスピンしてセッションを終えたので8位だった。

しかし、ウェットタイヤでこのタイム…。日本で一番早いフォーミュラーカーのFポン・マシン、今年の第4戦鈴鹿での、予選でのポールタイムがブノワ・トレルイエの1'45.905である。もちろんこれはドライのタイム。一時期、Fポンがもっと速いときもあって、F1がセナ没後でスローダウンした時に、差が3〜4秒みたいな時があったが、今はもう2階級くらい、速さに差がある。ちなみに、Fポン・マシンのエンジンは3L V8。Fポンの方がデカいエンジン積んでるって事ね(笑)。

この写真はセッションの途中で撮ったものだが、いつもの金曜(午前)ならガラガラのスタンドも、今年はこれくらい埋まってます。初日で7万人超えてたっけな?凄いもんです。午後はもっと増えたから、やっぱ今年は尋常じゃないわ。

午前のセッション終了後は、例によってサーキットダイニングまで歩き、いつものバイキングでのんびりと昼食。今年はスケジュールと営業時間の関係で少しだけ待ちが入る。この後は雨も止みそうな気配なので、もう要らなさそうなベネトンポンチョはたたむ事に。ここでの昼食は、出る時にはいつも満腹状態になってしまい、いっつも後悔してるよなあ。これでも、余所の人に比べたら、絶対に食べてない方だと言い切れるんだけど。胃が小さくての小食は、バイキングでは損しますな。言ってもしょうがないけど。



さて、午後は、前半はまだウエットだったけど、段々ラインドライになっていき、タイムもドンドン縮まっていき、セッション残り12分くらいになると、ドライタイヤを履いたタイムアタック合戦みたいになって、各車ばんばん走ってくれて、ミニレースを一回分観たみたいで面白かった。最終的なタイムはルノーのフィジコで1'34.337。まだウエットパッチも残っていたけどこのタイム。

今のF1、ホント速いわ。レギュレーションで遅くしても、追いつかないすね。
このままじゃ、例の格好悪い、へんてこな2段ウィングになっちゃう日も近いかもなあ。

それと、やっぱりレギュラー・ドライバーはしっかりと速い。フィジコのタイムは8周で出したもの。1〜4位はルノーとフェラーリのレギュラー・ドライバーで埋められたが、みんな10周以内で出してる。サードドライバーの中では、デビッドソンが5位、期待のベッテルが6位とまずまずだが、それぞれ、25周、30周とかかっている。まあ、テストドライバーだから、データ取りが主で、比べてもしょうがないんだけどね。

午後のセッションが終わった後、最後の鈴鹿で、メインの通路を渡るのも今日で最後かと言うことで、再度お土産をあさりに向かったわけですが、もうその頃には人も凄く多くて、初参加のたちもとさんが迷子になりましたとさ(笑)。

 

宿へ着いてチェックインするが、今年は3人で二部屋なので、じゃんけんで優先順位を決めて、誰が1人で部屋を使うかを決める。結局ボクが1人部屋をゲット。というのも、たちもとさんの自己申告により2人はイビキ合戦を繰り広げそうなので、それならば、あまりイビキをかかないボクがひとり部屋なのは妥当でしょうということで(笑)。てか、実は値段が2日で1000円しか変わらなかったから、それならばと、あとで考え直しただけのことだけど。

当然、宴会部屋はボクの部屋となったが、毎年KAZUさんが、一日で半分空けるテキーラが、40度ではなく35度と、F1のエンジン同様パワーダウンしたためか、今年は行方不明者はゼロ(笑)。夜の12時前にはお開きになったが、普通に片付けて元気に部屋へ戻っていった(笑)。で、比較的元気だったボクは、すぽるとの時間までは本を読んで過ごし、その日の鈴鹿をTVメディアで観てから眠りについたのだが、それでも7時間近くは寝てられるので全く問題はない。明日も11時からなので、のんびりしたもんなのだ。

てなわけで、次回に続きます。

2006年10月21日

F1鈴鹿観戦記2006-3 意外と見応えのあった雨のセッション

10/6(金)その3

そうこうしているうちに、いよいよ一回目のセッションが始まった。といっても、この雨だから、息せき切って走るドライバーなんていないだろう…と予想したし、大した期待もしていなかったのだけど。

まあ、ひとまず誰か出てきてくれて、初めて聞く2.4L V8サウンドを早く堪能したいもんだ…とか思ってたら、ちゃんと左近あたりが初っぱなから出てきてくれたし、デビッドソンやらモンタニーなどのサードドライバー達もがんがん走ってくれて、意外やこの雨の中、午前中のセッションも、そこそこ見応えのあるものとなった。

個人的に興味があったのは、川井ちゃん一押しのセバスチャン・ベッテル選手。日本のF3でチャンピオンを取ったスーティルも注目していたが、こちらの方はあまりパッとしなかった。…って、ミッドランドMF1じゃ仕方あるまいか。

肝心のエンジン音だけど、甲高さについては比べるとそりゃ低いんだけど、V8にしては甲高い音で、当たり前だけどちゃんとF1サウンドだった。昔のコスワースDFR V8のような、地響きがするほどの重低音ってのはないが、それなりにV8っぽい低域も鳴っていて、(ヘンテコな音になっていた)マクラーレンやレッドブル(こっちもフェラーリなんだけどね…)を除いては、思っていたよりかは良い音だったかと思う。

特に、例年のように思うことだけど、ホンダはV8になっても張りがあって良かった。次点はBMWとウィリアムズが使うコスワースかな。トヨタもまあまあだが、抑揚が無い感じで、その辺は乗用車と共通した印象の部分かな(笑)。とりわけ甲高さでは、回転は押さえているとは言え、トロロッソのV10に軍配が上がったが、V8もどうしてどうして、BMWのV8はかなりのモノだった。

ただ、これは全体的な印象だけど、中域がガッポリ痩せている感じでドンシャリ的で、それ故かギャーンという中高域の耳障りなノイズが段々耳に残るように響いてくる。客足の少ない金曜日などでは音が吸われることもないので、午後からの天候が回復していく中で、段々全開になっていく中では、鼓膜がビリビリと振動するくらい響いてきて、ちょっとヤバい感じだった。ラジオを聞くためにイヤフォンをしていたから、まだ良かったけどね。

まあ、130Rの出口だしね。なにしろ今の130Rの出口は、鈴鹿の中では最高速が出る場所になっちゃったから。

今回の席では良く分かったことで、にわかには信じられないかも知れないけど、裏ストレートから130Rを通過していくとき、一度もアクセルオフの音がせず、本当に踏みっぱのまま入って来て、そのまま目の前を尋常じゃないスピードで走り抜けていくわけで、マジメに自分の目前が、鈴鹿の最高速ということなんだろう。それでも、やはり2.4L V8とパワーは落ちているので、

下の写真は、目一杯シャッタースピードを早くして「ほぼ勘だけで流し撮り」したものの中から抜粋したものだけど、本当に、この場所ではマシンが近いし、メチャ速いので、なかなかフレームに収まってくれなくて大変だった(笑)。ちなみに、これを撮っている場所はCブロックの一番左端なので、130R抜けてシケインに備えて左に進路を取り始めているところです。シューマッハのはちょっと止まり過ぎ?ズームで撮ったブルツのはよくフレームインしたなって感じっす(笑)。

  

てなわけで、次回に続きます。

2006年10月16日

F1鈴鹿観戦記2006-2 今年のB3席はしょぼーん

10/6(金)その2

毎年書いている気もするけど、その年の中で、自分にとって一番肉体を駆使するのが、このホテルから鈴鹿サーキットまでの道のりである。サーキット道路の往路は直線なんだけど、途中でかなり長く辛い上り坂がある。てなことで、例年ここで自身の運動不足を露呈&再確認するわけだけど、ここ数年は、気の持ちようなのか、はたまたママチャリの漕ぎ方のコツを体得したのか、以前よりかは楽に感じるようになってきた事に気を良くしてきていたんだけど、それもどうやら今年で最後か〜などと感傷に浸る。

鈴鹿へ着くと、例年と同じような自転車の台数のような気もしたが、実際は金曜にしては多かったみたいで、サーキットランドのゲートをくぐった時点で、それは勘違いということに気付く。実際には、(セナが亡くなって)一見さん的なファンの足が遠のいた頃=人気が落ちた頃の鈴鹿の土曜日くらいの人数はいたかも知れない。その頃の金曜日の朝は、ホント、寂しくなるくらいガラガラだったからねえ…。それは、本当に一つの時代が終わったことを象徴するかのようだったから、よく覚えている。

さて、これまた毎年パターン化してきている朝のうどんを食すために、左脇のサーキットホールの方へ向かうが、なんと、そこには見慣れないスッキリとした空間が。

おわ〜!すっかり建物から無くなってる!!オーマイガ!!

というわけで、なにげに楽しみにしていたいつものうどん屋は、跡形もなく姿を消していた。代わりに、サーキットホールにあったようなファーストフード系のフードパークの店が出来ていたけど、メニューを見る限りは、さほど興味を引くものではなかった。しかも、まだ店開いてないし(笑)。

しょうがないので、昔ドミニクドゥーセの出店があったパン屋(この説明で分かる人は少ないかな。今はファーストフード屋)へ行き、大して美味しくも無いパンとコーヒーで朝食を摂り、1回目のフリー走行に備えることにした。とはいっても、雨はまだ止む気配すらないし、サードカーを走らせられない上位のチームは、恐らく殆ど走らないだろうから、午前はツマランだろうな…とか考えてたけど、実際には、そのサードカーに乗るルーキー達の走りを観ているのが意外や面白くて、退屈することはなかった。

暫く疲れを癒ししつつ時間を潰して、とりあえず気になる今年の席を確認しに行くことにする。右側の歩道橋を渡るルートが正解なんだけど、今年は初鈴鹿のたちもとさんもいるので尚更だけど、グッズ関係は金曜のうちに見ておき、買う物は買っておかないと、土日は人が多くて大変な思いをすることになる。なので、初日は中央のルートから行くことにする。

中央ゲートをくぐると、マルボロのブースにはいつものようにフェラーリが飾ってあった。今年はこんな感じのレイアウトでした。斜めに吊ってある感じすね。てか、毎年ここはそうだっけな?あ、写真はクリックすると拡大します。


ご覧のように、お客さんはまだこんなもん。まだ午前だしね。というわけで歩くのも楽ちん。左奥に見えるのは新しいVIP席。あれ、前から見ると、落ちてこないか怖い感じがするんだけど…。


10分ほど歩いて、B3席に着いた。我々の席はDブロック。うわ…最悪だ…。前から3列目だし、思いっきり130Rよりだあ〜。右斜めには27番ポスト、左斜めに150m看板が見える位置っす。

その間に、他のエリアよりも小さなサーキットビジョンが、遙か遠〜くに見える感じ。限りなく左のAブロックの後ろの方かBブロックの前とかだと最高なのに、さすが、外すと思いっきりチープな席という感じ。今日は客も少ないのであいてるところ観れるからいいけど、肝心要の土日は、しょうもな〜い席で観るしか無さそうっす。

はぁ〜あ。

……と、ため息をついたところで、次回に続きます。
 

2006年10月13日

F1鈴鹿観戦記2006-1 今年の鈴鹿も雨がらみ

F1ファン、鈴鹿ファンの皆様こんばんは。

さて、例年のことだけど、今年もまたこの時期がやってきた。毎年10月の中旬といえば、F1日本GP。皆さんご存じのように、来年からは日本GPも富士スピードウェイ…通称FISCO(こっちが正式名?)で開催されることが決定となり、おそらくは鈴鹿での日本GPの開催は暫く無いと思うのでとりあえずの見納め。思い返せば、ボク自身のF1の初生観戦が1990年のここ鈴鹿だったりして、さすがに20代後半から通い詰めてると思うと、やはりちょっと感慨深いモノがあるっす。

…てなわけで、今年も懲りずに鈴鹿の観戦記を書き記すことにします。

10/6(金)

いつものように、木曜の深夜に出発するわけだが、今年は観戦するメンバーが若干違う。毎年千葉から電車で通うF360モデナ乗りのT本先生と、奥様のアルファ147で磐田から通うK田夫妻が、スケジュール合わずで今年は欠席。ラスト鈴鹿に立ち会えず、生で観られるシューマッハも最後とくれば、やはり熱狂的なファンでなくても、残念な思いだったことだろう。奥様が好きなフィジコもそこそこ良い働きもしたし。

というわけで、今年はちょっと顔触れが変わり、ちょっと前のほったらかし温泉オフの時にクルマだけ紹介したけど、同じくクルマ仲間のエリーゼ乗りのたちもとさんが、「今年で鈴鹿は最後かもよ〜」の言葉に触発され、初鈴鹿参戦を決め、3人態勢で行くことになった。自宅がうちから10分ちょっとと言うこともあって、合流も楽だし。

彼はエリーゼの他にベンツ190E、シトロエンAXを所有するヨーロッパ車ならなんでも(?)のようなクルマ趣味人で、クルマも出してくれるというので、おかげで今年は自分のデルタは出動させることもなく、190E1台で向かう楽ちんの旅となった。あとで分かったことだけど、行きも帰りも、ETCのキャンペーン(深夜割引)に絡められたし、なにより、我がデルタよりもアクセルを踏み込まなくていい分燃費もいいので、往復の交通費さえも、グッとリーズナブルに抑えることが出来たりして、思った以上にメリット大だった。

今年は出かける前にちょっとしたトラブルがあって、ほんの45分間とはいえ、ちょっち途方に暮れるような事件もあったが、運もあって、予定した出発時刻を小一時間ほど遅れるだけで済んだ。これも、日頃の行いの賜かな(笑)。

それはそれとして、今年は木曜、金曜と天候が悪く、往路はずうっとウェット路面ということになった。まあそれでも、多少ペースが悪かったくらいで、なにしろおベンツ様は至極快適だし、自分の分担距離も、距離にして400km弱を3で割るくらい(だいたい130km目安)だしで、往路は随分と楽に感じた。いつも視界と追い越し車線を遮るトラックも比較的少なくて、難を挙げれば、鈴鹿の出口渋滞が去年よりも少し長かったくらいで、実際に到着してみると、さほど例年と時間は変わらなかったのが、ちょっとしたサプライズといえばそうだった。

鈴鹿サーキットへ繋がるメイン道路はちょっとだけ混み気味っぽかったけど、こちらは勝手知ったるなんとやらで裏道をスイスイ。それほど大変な渋滞に遭遇するわけでもなく、鈴鹿ICを降りてから程なくホテルに着いた。いつものように、無料で自転車をレンタルし、もう10年以上も使い続けている緑のベネトンポンチョを身にまとい、一応の雨対策をしていよいよカウントダウンの鈴鹿サーキットへ乗り込んだのであった。

てなわけで、今日はここまで。続きはまた今度。

2005年10月27日

F1鈴鹿詣2005-6 1年を象徴したようなレース

 というわけで最終回です。

 レースの方に話を戻すと、グワーッという轟音と共に各車シケインに進入していったわけだが、その少し後に砂煙が! シケインでは、多くの車がオーバーシュートして、なんだがグチャグチャになっていたような感じだったが、どうやらモントーヤがジャック(ビルニューブ)に行く手を阻まれて、避けるようにコースアウトしてクラッシュしてしまったらしい。

 お互いの言い分はあるだろうが、まあ、ビルニューブが後ろを見てなかったように感じたね。とはいっても、最終コーナーの立ち上がりで後ろを見て走っているようではF1パイロットとは言えないと思うから、ボク的にはビルニューブの意見を尊重したいと思う。後ろにいてコントロールできなかったのは、やはり、モントーヤの問題ではないのかな?…といったところ。完全に横に並んでいて、押し出されたのなら話は別だが、帰ってビデオを見た限りでは、そうは見えなかったからね。

 …てな具合に、レースを追ってしまうとまた長くなって終われなくなっちゃうので(笑)、ここからはボクが気になった点についてだけ述べていこうと思う。

 

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2005年10月26日

F1鈴鹿詣2005-5 F1サウンドにやられた男

続きです!

結局ボクが琢磨の姿が目視できたのは、琢磨の乗るBARホンダとバリチェロが乗るフェラーリの2台を除いたほぼ全車が、ダンロップコーナーを過ぎ去ってから、少し経ってからだった。

見た目でも、そ・う・と・う・に…差が付いたのが分かる。

右京が乗っていた頃と違い、かのミナルディでさえ、ストレートスピードは引けを取らない(ダウンフォースが少ないから空気抵抗がないからだろうけど…)ので、そうすぐには追いつけないなこりゃ……と、半ばレースの興味を半減させられた気がして落胆もしたが、そうこうしている内にトップのクルマはあっと言う間に西コースを走り終え、目の前を一斉に通り過ぎていった。

いや、この目の前を集団で通過するときの音(しかも今年は全開からフルブレーキングのシフトダウン付き)が、F1を生で観に行く時の醍醐味でもある。1台でも相当な音量なのに、スタート直後はこうやって集団で現れるから、その時の音量は想像を絶するかなりの爆音(今はもう慣れたけど)で、人生、普通にのほほんと暮らしていたら、そうは簡単にお目に(お耳に)かかれない爆音に間違いない。

こればっかりは、集団暴走をしている「族」さん達もかなわんだろうて(笑)。

思うに、ボクはこの為だけに、過去16年、毎年飽きもせず、何万円も払って、はるばる関東からあしげに鈴鹿に通い、常宿から息せき切らして、こうやって太ももをパンパンにしながらママチャリで往復しているのである。(←おバカな表現だが真実だ)

それくらい、この音にはやられてきたわけだけど、来年は2.4LのV8だ。10年以上も前に聞いた、3.5LのフォードコスワースやジャッドのV8とは、また趣を異にした音がすることだろうね〜。あまり過度な期待はせずに、来年のシーズンインを心待ちにしていようと思う。

なんつったって、F1サウンドには違いないわけでね。しかも、今の技術力で造られた高性能、高回転なV8だから、昔みたいな重低音サウンドとは違うんだろうな〜。昔は昔で、雷みたいで迫力あったから嫌いじゃなかったけど。

ただ、エンジンがしょぼくなる(笑)事で、タイヤの方は再来年にスリックタイヤに戻されるという案が出ている。ワンメークになることも合わせて検討されているようだが、そうなると、コーナーではまた速さを取り戻し、よりコーナリング重視なF1が観られるかも知れない。それはそれで楽しみだしね。

話が横道に逸れまくってしまったので、今回はこの辺で左様なら。(←引っぱるな〜)

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