黄モ象日記:生涯2回目のオーバーヒート
もう大分経ってしまったけど、忘れないうちに書いておこうかなと。久々のトラブルだったし、かなり緊迫したものだったので。
去る8月29日、この日から数日、防衛庁近くの小さなスタジオで仕事をすることになっていた。それまで、少し暑さが和らいで、大分過ごしやすくなりつつあったと記憶しているけど、その日はかなり暑い日になった。これが原因かどうかは分からないけど…。
11過ぎに家を出たから、まだまだピークではなかったと思うけど、目黒駅近辺を通過する頃、なんだかエアコンが効かなくなってきたな…と、信号待ち中にふとメーターに目をやると、水温が100度を超えようとしている。
「え?」と思いつつ、そのまま観察していたら、そのままドンドン上がっていくような気配だ。
こりゃヤバいと、とりあえずエアコンを切ってみた。以前にも、過熱しすぎるとHI側のファンが機能しなくなって、結果コンデンサーが冷えずにエアコンが効かなくなり、その末に水温が上がっていったことがあったので。
で、走っている間は、なんとなくだけど少しは下がるか、とりあえずは維持している。でも水温が高いことには変わらないから、熱風側にして、ブロアファンを全開にして走ることにした。あとから思えば、この時点でちゃんとファンが動作していなかったのかも知れない。エンジンがやかましいので、HI側のファンが回り続けているかどうかは、車内からは確認出来なかった。リレースイッチの音も聞こえてなかったような気はするけど…。
で、そこからスタジオまで距離にして倍以上。前と水温計を6:4くらいの割合で見つつ、冷や冷やしながらも、なんとか近くまでは到着できたんだけど…。
実はそのスタジオ、なんと、パーマネントな駐車場が無いらしく、普段は近隣のコインパーキングを利用することになっているらしい。で、普段ならそうは埋まることはない…と、スタジオの人はいうわけだが?、ついていないときは重なるもんで、その日は全く空いてなく、その時点から駐車場探しの旅に出ることになってしまった。
再びエンジンを掛けると、水温は120度近くを差している。このまま走っちゃって平気なんだろうか?…とは思うが、これから仕事なんだし、クルマはどこかに入れなきゃいけないしでどうしようもないわけだ。んで、このクソ暑い中、恐縮したけど道案内が必要なので、スタジオのおねいさんに助手席に乗って貰いそろ〜りと出発。またまた水温計と睨めっこしながら30分ほどぐるぐる回り、なんとか1台空くのを見つけて、おずおずとクルマを停めて、エンジンを切ったその刹那……!!!
水温計が一気にレッドゾーンへ飛び上がった。
もうね、見ちゃったもんね。その瞬間を。
バコーーンと一気にいくところをね。